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felicite55

Shanti, Shanti, Shanti…

シャンティ店長が虹の橋を渡ってから

早一週間が経とうとしています。

長かったような、あっという間だったような。。。

楽しい思い出がいっぱい。

(クリスマス☆ 一緒にお祝いしたよー!)

(旅の途中にソフトクリームをちょこっとだけ…冷たくて美味しかったぁ^^)

(ボクんちの近くの吾妻山公園、いいとこだから来てみて!)

脳の病気に加えて、2月の終わりに胆嚢炎になってからは、

体調の変化が 毎日ジェットコースターのようでした。

食べられるものを食べられるときに一口ずつ、口に運ぶ毎日。

それでも、胆汁が流れるようになり、肝臓の数値も劇的に良くなり、

先日、寝る前に手のひらいっぱいに鶏のササミを食べてくれて

「これで、もう乗り切った。明日から安定するのだ」と安心し、

明日の朝は何でも好きなだけ食べられるように、と、

ウキウキしながらサツマイモを蒸し、

鶏のササミを蒸し、牛の赤身を薄く刻み、大好きなプリンも用意して。。。

今思うと、最後の最後に私達が喜ぶ顔が見たかったをのかも知れません。

翌朝、まったく何も口にしなくなり、その翌日…あっという間の旅立ちでした。

青空の広がる暖かく穏やかな日、お散歩日和で楽しいはずの日が、

なぜ、こんなに悲しい日になってしまったの?どうして?

その答えはシャンティがすぐに教えてくれました。

次の日の午後には荼毘に付すことを決め、それから24時間

いつもシャンティがいるソファに寝かせて、

今にも「ん?」って目を開けて答えてくれそうな、

スヤスヤと寝息が聞こえてきそうな、とても安らかで穏やかな顔。

永遠に忘れることはないであろう、この毛並み、手触り、

片時も離れることなく一緒に過ごしました。

あっという間に夜が明けて、ふと外を見たら、

それはそれは美しい朝焼けが広がって、明けの明星がキラリと輝いていて

「ボク、とっても幸せだったよ!」というシャンティの声が聴こえてきて…

初めて会った日のことを思い出しました。

当時「てりお」と呼ばれて宮崎県の保健所に収容されていたこの子を

迎えに行った日は、家に着くまでの約15時間以上もの道程の間、

一瞬たりとも止むことのない酷い土砂降りで、それは

優しい心ある人達の手によって手厚く保護してもらうまでの過去を

全て洗い流すための清めの雨に違いないと確信したあの日から3年と9ヶ月。

私達の家族になって、たくさんの旅をして、たくさんの方々に可愛がって戴き、

シャンティは幸せを凝縮したような日々を過ごすことが出来たのだと思います。

それを伝えるために、最後に与えられた

サンスクリット語で、至福・平安・静寂 などを意味する

「Shanti」という名前の通りの

出逢った日とは対照的な穏やかな澄んだ青空の日に旅立ったのでしょう。

(一緒にお見送りして下さった皆様、本当にありがとうございました♡)

だけど、本当に幸せにして貰ったのは、シャンティ以上に私達家族です。

きっと、お空の上で、神様にいっぱい褒めて貰っていることと思います。

最後にシャンティは小さなサプライズを用意してくれました。

我が家は代々、出張火葬をお願いして自宅の敷地内で荼毘に付すのですが、

今回お世話になった「いせはらペットセレモニー」代表の岡本さん、

お話していると偶然にも、大磯市で彫盛さんと一緒にコラボチャリTを作り

売上げの一部を寄付させて頂いている「WAN’S LIFE湘南里親」

預かりボランティアをされていることが分かり、

シャンティが食べられなくてまるまる余ってしまった肝臓療法食の

缶詰10缶を、ちょうど保護したばかりの肝臓が悪い子の為に

役立てるべく、お持ち帰り戴くことになったのでした^^

シャンティ、最後までなかなか粋な計らいの出来る漢じゃないか!

(まあね〜♪ボクの分までいっぱい食べて早く元気になって!)

長くなりましたが、最後までお読み下さり、ありがとうございました。

皆様の心の片隅に、懸命に生き抜き、幸せな生涯を送ることが出来た元保護犬が

いることを憶えていて戴けると幸いです♡

そして、保護犬という言葉が消えてなくなる世の中が

一日も早く実現しますように☆

Shanti, Shanti, Shanti…

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